フリーランスが知っておくべき契約書の注意点5つ【テンプレートあり】

フリーランスとして業務委託契約をする際、契約書にちゃんと目を通していますか?

契約書は必ず作らなければいけないものではないので、人によっては契約書を作成しない場合もあります。口約束やメールで仕事を受注したとしても、契約は成立するからです。

しかし、契約書の役割を甘く見ていると、思わぬところで大きな損害を被ってしまう可能性もあります。守ってくれる会社という壁のないフリーランスにとっては大打撃になることも。契約書を用いて契約を結ぶことは、トラブルを避けて自分の身を守ることに繋がります。

この記事では、業務委託契約をするときの契約書に関する主な注意点を5つご紹介します。契約書の重要性について、改めて考えてみましょう。

目次

フリーランスにとって契約書は超重要

契約書は、なぜ重要なのでしょうか?
それは、トラブルを避けることができるからです。

「トラブルを避けることができるのはわかるけど、あまりイメージが湧かない…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

では、契約書を使用せず口約束などで結んだ業務委託契約で、実際に起ったトラブルの例を見てみましょう。

お給料が支払われなかったケース

契約を結んだ証拠がない場合、仕事をしたとしても、クライアントが依頼をなかったことにしてしまったらお給料はもらえません。

一生懸命抗議したとしても、契約を結んだ証拠がなければ、どうとでも言い逃げできてしまうのです。

また、きちんと納期や約束を守って仕事をしたとしても、相手に後からいちゃもんを付けられてお給料をもらえないケースもあります。

契約を結んだことを証明して、トラブルが起きた時の対処法を定めているのが契約書なのです。

お給料に見合わない仕事量をさせられたケース

契約の際に十分に確認をとらないと、想定していたよりも膨大な時間を費やすことになったり、とんでもない量の仕事を押し付けられたりするケースがあります。

このような事態になると、フリーランスにとっては時間の使い方が命なので、自分の生活を維持することが難しくなる可能性もあります。

また、納品したものあるいは提供したサービスが、クライアントの要望と全く違うなどというトラブルも起こりかねません。この場合、何度もやり直したり修正をする必要がでてきます。この場合も、時間のやりくりがとても難しくなってしまいます。

契約書でどのような仕事内容だったかを書面で残しておくことは、このようなトラブルの解決にも効果的です。

そもそも業務委託って?

そもそも業務委託ってなんでしょう?

業務委託契約は、会社員や派遣社員とは違い、会社と雇用関係を結びません。つまり、クライアントと対等な立場で仕事を行う契約ということです。

基本的には働いた時間換算でお給料を貰うのではなく、サービスの提供や成果物の納品によって報酬を得る働き方になることが多いです。

サービスの提供、つまり業務自体に報酬が発生する契約形態を委任契約、成果物の納品によって報酬が発生する契約形態を請負契約といいます。業務委託には二種類の契約形態があるということですね。

業務委託契約のポイントは、クライアントと対等な立場ということと、サービスの提供や成果物の納品があるということです。

つまり、この2点についてきちんと契約書を使って取り決めを行えば、業務委託契約でのトラブルを避けることができます。

業務委託契約書がどのようなものがイメージを掴むことができたでしょうか?では、実際に契約書に記載されている項目と、注意点を確認しましょう。

業務委託契約書の必要項目と注意点5つ

クライアントから契約書を提示された場合、流し見をせずにきちんと内容を確認しましょう。自分で契約書を作成して、相手の同意を得るのでもかまいません。

以下から、契約書をチェックする際に必ず見ておくべき代表的な項目をご紹介します。

業務範囲を定める

契約をするときは、どこからどこまでが業務の範囲なのかを事前に定めましょう。

例えばWebライターの場合、「記事執筆」という業務を与えられたとします。「記事執筆」には、文章を書く作業の他に、テーマの選定や目次の作成、編集や校正など、様々な作業があります。

どこからどこまでが業務範囲なのかを事前に決めることで、トラブルを回避できますし、おおよそ必要な時間の目安もイメージしやすいですね。

報酬金額を明確にする

一番トラブルになりやすい、お金についての取り決めは、事前に明確にしておきましょう。

支払期限まで具体的に決めることで、報酬に関する不安を解消することができます。

契約に不安な点があると、相手を信用できずに問題に発展しやすくなってしまうので、特にお金に関してははっきりさせておきましょう。

成果物の権利を明記する

一般的には、報酬が支払われた後は、納品した青果物はクライアントのものになるという契約が多いです。

本来であれば著作権は作った人にあるので、契約書で著作権の所在を明記することで、権利に関するトラブルを避けることができます。

着手金を事前に受け取ることができる

仕事を開始するより先に報酬の一部を受け取ることで、安心と信用を保証するという手段もあります。

契約書に明記して合意がとれれば、着手金を先にクライアントから貰うことができます。

この項目に関しては考え方が人それぞれかとは思いますが、事前に着手金を受け取ることで仕事のモチベーションアップにつながったり、信頼度が上がったりすることもあります。

キャンセル料を定める

どちらかの都合で契約キャンセルをした場合、その報酬についてもしっかり想定しておきましょう。単なるキャンセルだけではなく、やむをえない事情で納品が遅れた場合は「話し合いによって今後の対応を決める」と記載しておくと確実です。

契約が果たされることがなく、どちらかの都合でキャンセルになってしまう可能性があるため、キャンセル料を事前に定めておくと安心です。

「想定外のことが起こった場合は協議をして決定する」という内容を契約書に記載することで、万が一契約キャンセルになったとしても、きちんと話し合いをする取り決めを設けることができます。

フリーランスにおすすめの契約書テンプレート

ブラウザで閲覧できるフリーランス向け契約書のテンプレートと参考資料をいくつかご紹介します。

○「Web系フリーランスをモンスタークライアントから守る契約書」
http://websae.net/contract_document/

○「絵仕事依頼・受託時の契約書文例」
http://ngk.xii.jp/text/copyright_non_assignment.html

○「『業務委託契約書』の書式テンプレート」
https://www.bizocean.jp/doc/category/132/

○「デザイナーにとってのデザイン契約」
https://www.jpaa.or.jp/cms/wp-content/uploads/2017/03/contractfordesigner20150421.pdf

契約書を正しく使って、ストレスフリーなお仕事を

契約書は、自分とクライアントを守ってくれるものです。

思わぬトラブルが起こったしまった時、フリーランスの場合は守ってくれる壁がないため、ダイレクトに他のクライアントからの仕事に影響を及ぼしてしまうかもしれません。

フリーランスは信用が命です。信用を守るために、契約締結の際には十分に気を使って、お互いにストレスフリーな業務を目指しましょう。

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