未経験からフリーランスプログラマとしてプログラミングをやってみたいと思っているあなたのために手っ取り早く稼ぐ方法や注意点についてお伝えします。また、プログラミングで稼ぎたいと思っているなら習得しておくといいスキルやプログラミング言語についても解説します。さらに、フリーランスプログラマになって、つまずいたり後悔したりするポイントを知っておきましょう。
この記事を読むことで、あなたがどんな行動をとれば最短ルートで稼げるのかや気をつけるべきことが分かり、行動しやすくなるでしょう。
ぶっちゃけ、未経験からのプログラミング挑戦は稼げない

IT業界は、プログラマの人材が不足しています。3K=(キツくて帰れないのに給料が少ない)と比喩されており、人材が離れやすい業界だと言われています。
筆者の旦那は今は農業をしているのですが、元々はプログラマでした。終電を逃すこともあったと話していました。まさに3Kだったと笑っていましたよ。
そんなに人材が不足しているなら、すごく狙い目では?と思いますよね。でもぶっちゃけ、未経験からプログラミングに挑戦しても稼げません。クライアントはデキる人材を求めているためです。
フリーランスプログラマになって稼ぐ方法

ではフリーランスプログラマになってプログラミングで稼ぐにはどんな方法があるのでしょうか。
1.プログラミングスクールに通ってスキルを習得
プログラミングスクールに通ってしっかり教えてもらえる環境を整えましょう。独学だとエラーが発生して心が折れてしまうことが多いみたいですから。どうしても独学は孤独ですが、プログラミングスクールに通うと同じ目的をもって学ぶ仲間と切磋琢磨でき、モチベーションをキープできるのです。
2.自分がしたい仕事や、習得したいスキルを学べる会社への就職
何を的外れなことを言っているんだ!フリーランスをしたいって言っているのに・・・という声が聞こえてきそうですが、最短でフリーランスプログラマになって稼ぐには習得したいスキルを学べる会社へ就職することです。できればプログラミングスクールに通い知識をつけてから実践のために就職するといいでしょう。
そして会社で分からないことは教わりながら経験と実績を積み上げるのです。のちにフリーランスになったときに実績アピールができて仕事獲得につながりやすくなります。クライアントもあなたを信用でき、任せたらしっかり業務を遂行してくれるという判断をしやすくなります。遠回りに思うかもしれませんが、後々のことを考えると、これが近道なのです。
プログラマになるために必要なスキル

プログラマになるためにはどんなスキルが必要なのでしょうか。
コミュニケーションスキル
業務を円滑に進めるためにはコミュニケーションスキルが必要です。1人で作業するのではなくチームでシステムを作り上げていくので、分からないことや確認事項がでてきたら都度コミュニケーションを測る必要が出てきます。
また、フリーランスとして仕事をしていく際の営業にも役立てることができます。
プログラミングスキル
プログラミングスキルといっても種類は多岐にわたります。アプリの制作であれば、AndroidならJavaというプログラム言語を使うし、iPhoneならSwiftというプログラム言語を使います。つまり多くの仕事をこなしたければ、よリ多くのプログラム言語を覚えなければなりません。
デバッグスキル
デバッグとは、プログラムの欠陥や不具合を見つけて仕様書の通りに修正する作業です。できるだけすみやかに発見、対処することが求められます。
稼ぎたいなら学んでおくといいプログラミング言語

プログラミングで稼ぎたいと思っているなら、これから紹介するプログラミング言語を習得しておくといいでしょう。
JavaScript
JavaScriptを習得すると、ブラウザに表示された画面に動きをつけることができたり、スマホのアプリがつくることができたりします。
また、データを取得や表示するのにページを移動しなくてもいいAjaxという技術もできます。
Java
Googleが開発のため使用している「Google三大言語」の1つなのだそうです。三大言語とは「Java、C++、Python」のこと。使える場面が多くマルチに応用が利く言語です。
Twitterや楽天サイトのユーザーに見えない部分(バックエンド)にもJavaが使われているのだそうです。
PHP
PHPはサーバー側で内容が変化していくWebページを作ることができます。比較的簡単で習得しやすい言語です。
たとえば、ワードプレスのテーマやプラグイン、ココナラ、FacebookなどにPHPが使われています。
学んでおくと貴重な人材になれるプログラミング言語

これから紹介するプログラミング言語も合わせて学んでおくと、クライアントから求められる貴重な人材になれますよ。さらに単価も高いプログラミング言語になっているのでお金も稼げます。
Python(パイソン)
Pythonは、プログラミング言語別単価ランキング1位で77万円です。InstagramにもPythonのDjangoを使って構築されているそうです。人工知能の分野の開発にも使われているので難しそうなイメージですが、少ないコードで書きやすいので、プログラム初心者も取り組みやすいでしょう。
Swift(スウィフト)
SwiftはApple社によって作られた新しいプログラミング言語です。プログラミング言語別単価ランキングでは2位で76万円。動作が速く、コードが書きやすくて読みやすくなっているので、開発初心者も学びやすい言語となっています。
また、SwiftにはJavaやPythonなどの特徴が少しずつ入っているので、すでにJavaやPythonなどを習得している人はSwiftという新しいプログラミング言語もすぐに理解できるようになるでしょう。
参照:https://proengineer.internous.co.jp/content/freelance/15102
フリーランスプログラマになる注意点

フリーランスプログラマになるにはどんなことに注意すればいいのかについて解説します。
独学だとなかなかスキルが身につかない
お伝えしてきたように、独学でプログラミング知識を身につけるのは精神的にも大変です。フリーランスになるには独学のほうが近道になるように感じますが、実際は遠回りになってしまいます。経験を積んでスキルを磨ける会社へ就職し、2年程度現場で修行するといいでしょう。
スキルが少ないと採用されにくい
どうしてもスキルが少ないと採用されにくい上に採用されたとしても報酬が低いでしょう。経験も実績もあり、スキルも多い人材が高単価で採用されるのです。
みんなどういうところで悩んでいるの?

では実際にフリーランスでプログラミングの仕事をしている人はどういうところで悩んでいるのでしょうか。
他にすべきことが多くて、プログラマの仕事に没頭できない
フリーランスはプログラミングの仕事にだけ集中することはできません。他にも経理関係や営業などこなさないといけない仕事が多々あるからです。この事実に直面し、フリーランスになったことを後悔している人がいるようですね。
報酬を払ってもらえないリスクがある
筆者はクラウドワークスが間に入ってくれているので、今まで報酬未払いの大きな損失はありませんでした。でも企業との直接取引だと悪質な取引先だった場合に報酬を払ってもらえないリスクは考えられるでしょう。ましてやコロナで経済が不安定な状態だと、会社が倒産することもあり得ます。契約する際には契約書をもらう、納品を終えたら請求書を作成するなどして未払いリスクに備えましょう。
年齢が上がると仕事がもらえにくくなる
40代でも50代でもフリーランスエンジニアとして働いている人は多いです。とはいえそんな人は経験や知識が豊富な方に限定されます。
IT業界には「35歳定年説」というものがあるので、ゼロからフリーランスプログラマになろうとしている人は若いうちから技術の習得や実務経験を積む必要がありそうです。でないと40歳を超えると獲得できる仕事が一気に減ってしまうかもしれません。
未経験からプログラミングで稼ぎたいなら、スクールに入るか就職を検討

経験がある状態からフリーランスになるということであれば稼げる可能性は高いです。でも未経験からプログラミングで稼ぎたいなら、すぐにフリーランスになることはオススメしません。スクールに入って学ぶ、就職をして実務経験を積むといったワンクッションが必要です。そして経験や知識を増やす段階ではプログラミングに関する知識を貪欲に覚え、たくさんのことを積極的に経験しましょう。フリーランスになったときに好条件の仕事を受けられるかどうかは、準備期間中のあなたの頑張りにかかっています。