2018年の段階でフリーランス人口は1,119万人、労働人口の約17%がフリーランスなのです。
3年前の2015年より200万人以上増えており、コロナ禍の現在、自営業の廃業や失業が相次いでいて、フリーランス人口はますます増えていると推測できます。
1,000万人以上もフリーランスで働いている人がいると、フリーランス増えすぎの今、どうしても競合する人が多く、なかなか仕事が見つからず稼げないという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、フリーランスが増えすぎの今、仕事がないときの対処法を紹介したいと思います。
フリーランスの仕事の見つけ方

フリーランスを始めた際、例えば前職での繋がりでコネがあるなら別ですが、裸一貫でスタートした場合、まずどこから仕事を見つけて良いか分からないものです。
まず、フリーランスが仕事を見つける際に活用したいのが「クラウドソーシング」です。
クラウドソーシングは、仕事を探しているフリーランスなどの【ワーカー】と、仕事をして欲しい人を探している【クライアント】を結びつける、いわばビジネスのマッチングサイトです。
クラウドソーシングでの業種は、プログラミングやホームページ作成、アプリ開発、デザイン、翻訳など専門的知識が必要なものから、ライティング、データ入力、アンケートなど比較的誰でも始められるものまで多岐にわたります。
大手クラウドソーシングといわれているのが、「ランサーズ」と「クラウドソーシング」。その他、例えばライティング業務に特化したものなど、現在さまざまなクラウドソーシングサイトが存在しています。
ほとんどのクラウドソーシングサイトは、登録は無料なので、より多くのクラウドソーシングサイトを登録しておき、都度自分に合っている案件はないか探すのをクセにすることをおすすめします。
特に、大手のクラウドソーシングサイトでは毎日10件以上の新しい案件が出ていますので、スマホにアプリをダウンロードしておき、毎日チェックすると、自分向きの仕事が見つけやすいです。
おすすめのクラウドソーシング6選
現在、30サイト以上のクラウドソーシングがあると言われています。
そのなかから、おすすめのクラウドソーシングサイトを6選紹介したいと思います。
ランサーズ(https://www.lancers.jp/)
老舗のクラウドソーシングサイト。国内トップクラスの案件数44万件以上を誇り、初心者向けのものからスキルを要するプロフェッショナルなものまで幅広く案件が掲載されています。
特にデザインやプログラミングなど専門的スキルが必要な案件は高単価のものも多く、案件数も豊富な特徴があります。
クライアントが事前にランサーズへ先払いをしており、成果を納品後にランサーズからワーカーに支払われるシステムなので、途中でクライアントに逃げられるようなことも皆無で安心して取引ができます。
報酬金額が10万円以下の場合は利用手数料が20%とやや高めですが、報酬金額が10万円超~20万円以下なら10%、20万円以上なら5%と高額報酬の場合、利用手数料が低く設定されており魅力です。
デメリットとしては、幅広い案件がある分、なかには法外な低報酬の案件も存在しており、冷静に案件内容と単価を見極める必要があります。
クラウドワークス(https://crowdworks.jp)
ランサーズと並び、老舗のクラウドソーシングサイトで、上場もしているので安心して取引ができます。
ランサーズ以上に初心者向けのライティングやデータ入力が多い反面、(ルール違反となっている)外部サイトへ誘導し、マルチ商法やねずみ講、マルチレベルマーケティングの勧誘を行うような悪質なものもあり注意が必要です。
(契約前に、LINEを教えたり外部サイトへの誘導には乗らないこと。)
クラウドワークスには、一定の条件をクリアすると「プロクラウドワーカー」制度があり、プロクラウドワーカーになることでクライアントからのスカウトが多くなり、仕事を受注しやすくなります。
20万円以上の報酬の場合は利用手数料無料です。
シュフティ(https://app.shufti.jp)
比較的、単価が低い案件が多いですが、主婦向けと銘打っているだけあって、フリーランス初心者でも始められる案件が多い特徴があります。
上記のような大手クラウドソーシングサイトに比べると、登録者数が多くはないため、案件の受注をしやすいです。
「在宅ワークナレッジ講座」や「ライティング講座」といった、eラーニング講座を受講できるため、スキルがまったくない状態からでもスキルアップが可能です。
Bizseek(https://www.bizseek.jp/)
ワーカー全員が本人確認書類による実名登録制となっているため、クライアントからの信用度が高いクラウドソーシングサイトで、比較的高単価の案件が多い特徴があります。
買い物代行のような特別なスキルがなくともできる案件も揃っています。
shinobiライティング(https://crowd.biz-samurai.com/)
ライティング業務に特化したクラウドソーシングサイト。
専門的知識の要する高単価ライティングから、美容やグルメ、テレビドラマなど好きな人はスラスラ書けるようなライティングまで幅広くあり、ライティング力を実践で身に着けていくことができます。
REPO(https://www.repo.ne.jp/)
美容や住まい、暮らしなどの各種のテーマに沿った記事を書くライトライティングのクラウドソーシングサイトです。
身近な話題をテーマにライティングできるため、フリーランス初心者でも始めやすく、スマホで入力することもできるので、場所、時間を選ばず仕事ができます。
まず、信用を得るべし
ランサーズやクラウドワークスなど、いくつもクラウドソーシングサイトを登録して、案件に応募しても応募しても受注できない…これはフリーランスが増えすぎてしまっているせいもありますが、フリーランス初心者のうちは誰でも陥るものです。
なかなか応募をしても受注できないときは、
- プロフィールを丁寧に書く(前職や特技、趣味など具体的なことを書けるとベター)
- プロフィール写真を載せる(顔写真がベターも、その他でも印象に残るような写真が良い)
- はじめのうちは、多少低単価案件でも受注して実績を作る
数多くいるワーカーから、顔も見ずに「この人!」とクライアントが決めるためには、何かしら信用を得る必要があります。
やはり、実績ゼロのワーカーですと、なかなかクライアントも発注して大丈夫が心配になりますし、ある程度プロフィールを見て、人となりが分かったほうが信頼を勝ち取りやすいといえます。
転職エージェントの活用

転職エージェント、転職サイトの活用というと、その名の通り、他の会社への転職先を探すものというイメージを持っている人も多いでしょうが、専門的業種を個別にフリーランスに発注をする案件も数多く見られます。
例えば、Webデザインやプログラミングなどの経験や資格がある専門性が高い案件は、得られる報酬も高いので、前職でのスキルがあるような人には特におすすめです。
また、成果が良いとそのまま専属契約の打診を受けられることも考えられます。
資格を取るのは遠回りではない

なかなかフリーランスになっても仕事が受注できない、そんなときは、まず資格を取得して武器を得ることは決して遠回りではありません。
どうしてもフリーランスが増えすぎているため、そのなかからクライアントに見つけてもらうためには、資格という武器は非常に効果的です。
具体的には、
- 基本情報処理技術者(プログラミングに関する基礎知識を会得する)
- ウェブデザイン技能検定(Webページのデザインを行う能力を証明する国家資格)
- Webライティング能力検定(Web上でのライティング(広報やアフィリエイト、コンサルタントなども含む)能力を証明する資格(1級~3級)
などはフリーランス初心者でも勉強しやすい資格なので、トライしてみると良いでしょう。
まとめ
今回は、「フリーランスが増えすぎている!?仕事がないときの対処法」についてお送りしました。
フリーランス人口が増えすぎている今、
- クラウドソーシング、転職エージェントをより多く登録する
- 実績を作り、クライアントの信用度を上げる
- 資格を得て、自分の武器になるものを作る
などを行って、受注数を少しずつでも増やしていければ、次第に安定したフリーランサーになっていけるでしょう。
どんな道でも一歩ずつ進んでいくことで光は見えてくるのです!頑張っていきましょう!